あせらず・ゆっくり・ていねいに

自分にとって心地良い暮らしを大切に

お金じゃ買えない豊かさ。

普通にギンギラギンな都会で


人混み・満員電車・週5日労働・見栄を張った買い物・窮屈な人間関係・それこそセクハラ・パワハラ・モラハラ…


苦手でも嫌でも、これらを我慢して生きるのが当たり前だと思い35年ほど暮らした。


我慢にはやはり限界があり、心身ともに苦しくなり、すべてがどうでもよくなった時


「どうせ最後は死ぬんだから、だったら自分の好きなように生きよう」


と苦手なことを手放すことにした。


人付き合いが苦手で、一人でいるのが好き。

人混みが苦手で、自然豊かな場所が好き。

せかせかするのが苦手で、ゆっくり進めるのが好き。


組織で働くのが苦手で、職を転々とした。

もうお金は最低限生きる分あれば良いと、正社員は諦めパートやアルバイトで働く日数を減らした。


その分時間が増えたので

「お金にはならないけど好きなこと」

をするようになり、お金じゃ買えない豊かさがあることに気がついた。


収入は少ないけど、毎日がゆっくりとしていて

幸せだと思えた。



そして結婚後、そんなお金じゃ買えない豊かさを求め、さらに自然豊かな場所へ移住。


夫婦二人で農家になり、働き方も自由に。

繁忙期は地獄のように忙しいが、冬はほぼニート。

収入は普通の同年代と比べたらおそろしく低いが、普通に不自由なく暮らせている。


移住してみて、田舎暮らしはお金がかからない。

都会より手に入りづらいものもあるが、都会では手に入れられないものもたくさんある。


時々、お金じゃ買えない豊かさの存在を忘れて

田舎暮らしに文句をつけたり

都会に戻りたくなることもあるが


そんな時は

何か求めているものを勘違いしているか

世間の情報に踊らされているか


「本当は自分はどうしたいか?」を忘れてしまっている時だ。


息苦しくなっている自分に気づき、ゆっくりと深呼吸をして思い出す。


けっきょく何だかんだ言っても

今の現状がとても豊かで有難いことなんだと思い出し、手放したくないと思える。


感謝の豊かな気持ちに包まれる。


お金がもたらす豊かさもいいものだが

お金じゃ買えない豊かさを知り・自分の中に持つだけで、だいぶ生きやすくなった。


これからもこの豊かさに感謝し

自分にとって心地良いこと・つらくないことを

他人と比べることなく、選んでゆったり生きていきたい。


お風呂上がりの炭酸水。凍らせたレモンを入れて香りも爽やか贅沢な気分です。


時間がかかりまくる手編みの靴下(笑)

でもゆったり時間をかけて編むことに、豊かさを感じる今日この頃です。