あせらず・ゆっくり・ていねいに

自分にとって心地良い暮らしを大切に

飲んで苦しむのは自分 【断酒】

お酒をやめる!と決意して

チラチラと頭に浮かぶのは

「なんか申し訳ない」という言葉。


何に 申し訳ないと思っているのか

誰に 申し訳ないと思っているのか


ハッキリさせておかないと

またズルズル飲酒地獄に陥ってしまう。



地域の飲み会や祭り事

誕生日や記念品

クリスマスに大晦日とお正月


これらの集まりや家でのパーティーで

「お酒を飲まない」ということに

なぜか「申し訳ない」という罪悪感が付きまとう。


今まで一緒に飲んでいたのに

急に私が飲まなくなったら

「相手につまらない思いをさせて申し訳ない」


お酒をガバガバ飲みたい人にとって

飲まない人がいると

「飲むことに罪悪感を持たせてしまいそうで申し訳ない」


気を使わせてしまって申し訳ない。

その場をシラケさせてしまって申し訳ない。


などなど

謎の「申し訳ない」が大量発生する。

そして「相手に悪いから…」とあっけなく再飲酒。



この「申し訳ない」シチュエーションは

あくまで頭の中のイメージや妄想である。


実際、ノンアルコールで飲み会の場や

家でのパーティーをすると

実際は相手はそんなに気にしていない。


リアルの現場をシラフの頭で見渡してみると

案外飲まないでも全然大丈夫ということが

よく分かる。

他にも飲んでいない人がいたり、

私が飲んでるか飲んでないかで、その場の空気は

まったく変わらないのだ。

妄想の中の「申し訳ないシチュエーション」は

自意識過剰だったのだと気づく。


だから安心して堂々とノンアルコールで

楽しめばよいのだ。


中にはしつこく

「何で飲まないの~つまんないなぁ~」と

言ってくる人もいるが


「このあと仕事があって」

「このあと車運転しなきゃなので」


だいたいこれでスルー出来る。



そしてお酒をやめたいのに

相手に進められてもし飲んでしまったら…


【苦しむのは自分だけ】


これを忘れてはいけない。


飲んで断酒失敗しようとも

飲んで体調が悪くなっても

飲んで二日酔いで一日を無駄にしても

飲んでケガをしても

飲んでお金を使いすぎても

飲んで落ち込んでしまっても


当たり前だが、誰も責任はとってくれないのだ。

私の変わりに苦しんでくれることもない。


しつこくお酒を進められても、

いったん冷静に 心の中で


「この人は私がお酒を飲むことで苦しんでも、

この人は苦しまないし、何の責任もとれないよね」


と確認する。

強い気持ちを持って、軽やかにお断りする。

自分を守れるのは自分だけだ。



私自身、今はなるべく飲み会の場には

参加しないようにしている。


クリスマス・年末年始は

旦那さんに申し訳ない気がして

一緒に飲むことを選んだが、ここでもやはり


【飲んで苦しんだのは自分だけ】だった。


旦那さんのような適量飲酒が出来れば良いが

飲んだら飲み過ぎてしまう私にとっては

やはりまったく飲まない方が良いのだ。


旦那さんであろうと

家族であろうと

友達であろうと

ご近所さんであろうと


ここは相手に半端な優しさをみせず

きびしくてもいい。


相手のために、喜ばせようと飲酒しても

苦しむのは自分。

本当に私を大切に思ってくれている人は

苦しむ私なんか見たくないはずだ。


しっかり自分のシラフの世界、

健康で心地よい身体、大切な毎日を守っていこう。


きゃろっと